暖かくなってまいりました。暖かな日差し、慈雨など、春のはたらきがいっぱい注がれて、梅の花、山茱萸、椿の花も開花してきました。
厳しい冬が過ぎ、季節が廻ってくることのありがたさを感じます。
2月は豪雪の北海道の札幌別院・小樽別院・帯広別院を巡回の法座ご縁にあわせていただきました。
札幌では、両側道路には雪が積み上がり、歩道も車道も雪道の中、毎朝7時からの晨朝に40分もかけて歩いて来られる方、おつとめ、ご聴聞されて帰られる姿に手が合わさりました。
小樽別院、帯広別院でもお一人の方は、毎朝雪の降る中、凍る中に6時半よりのおあさじのおつとめに来られます。
本堂の広々とした中では、まだ暖房も効いてはなくマイナス気温の中「きーみょーむりょーじゅにょらい」と凍てつく空気を温めるようにつとまります。
この度の巡回法座では、ご聴聞の方々とお話しする中に、『浄土真宗注釈版』をいつもお持ちになり、学び尋ねてこられる方もいらっしゃいますが、一人一人の抱えている人生無常の厳しさをおっしゃいます。
何も返す言葉が見つからず、ただ「なんまんだぶなんまんだぶ」、お称名が出てくださるばかりです。
病気を患いようやく回復された後、逆に娘さんが病気でご往生され来月は一周忌法要というご門徒さん。「お浄土と聞いても、受け入れることはできない、ただ悲しい、辛い現実がある」と話されます。




