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無量寿会の報恩講法をおつとめさせていただきました。
「正信偈」五十六億和讃の唱和、住職より親鸞聖人「御絵伝」のお話です。
親鸞聖人三十三回忌法要にあたり、三代目を継承された覚如上人は親鸞聖人のご恩を知り、その徳に報ずるという「報恩講式」の讃嘆を表わされました。
それからは親鸞聖人のお仏事を報恩講と呼び、毎年お勤めがなされてきたのです。
覚如上人は親鸞さまのご一生を絵と言葉であらわした巻子本「本願寺聖人親鸞伝絵」を作成され、後に絵だけを「御絵伝」と4幅を余間に奉献。言葉を「御伝鈔」として拝読されるようになりました。
さて私は、その絵を通じて浄土真宗のみ教えを聞かせていただきます。一幅目は親鸞聖人9歳の折、青蓮院での得度の場面から始まります。
現代の私たちはまず、生まれるところから人生が始まり、成長での様々な出来事でのトピックスがあります。
しかし、絵伝では聖人9歳の時の得度から、しかも青蓮院の門前から始まっているのです。
そこに描かれているのは山門と御所車、松の木に白い馬と黒い牛がくくり付けられた場面。
白い馬とは聖人の叔父日野範綱卿の乗ってきた馬。黒い牛は親鸞聖人幼少時の松若丸が乗ってきた御所車を曳いてきた牛です。
ところで皆さんは「走馬灯」という言葉を聞いたことがあると思います。自分の人生の場面が回って甦るということですが、一生があっという間に終わっていく無常の世界をいうのでしょう。
黒の牛とは「死」を表わす喩えですが、生・老・病・死の四苦であり、自分の人生の抱えている苦悩です。
また、御所車は「わたし」といういのちに、四苦の牛が曳いていることを喩えています。
さて牛と馬を松の木にくくりつけている姿ですが、松の木は針葉樹林なので紅葉はしません。皆さんご一緒に「紅葉」を歌ってみましょう。
”松を彩る楓や蔦は・・・”、周りは色が変わるが松は変わりません。
松の木は仏教の教えを喩えています。
絶えず世の中は変わっても佛の真理は変わらず働きかけていてくださる。だからこそ生死を超えていく道はただ佛法であることを教えてくださっているのです。
仏道に入るとは「出家」をすること。松若の剃髪の場面なのです。
閑話休題ではお茶の時間と晩秋から初冬のうた、しんらんさまを歌い、充実の無量寿会報恩講でありました。
新年を迎え、恒例の新年会を行いました。
「正信偈」のおつとめ、若院法話の後、正月にちなんだなぞなぞ。
カルタ取りでは、耳をすましカルタとにらめっこをして、「ハイハイ」と元気なお声でにぎやかに。

昼食後は「冬景色」「たきび」「尊い念佛(いい湯だなの替え歌)」を歌い、井関さんの手品を楽しみました。
2月はお釈迦さま涅槃会をおつとめいたします。










