光壽無量 (其の1)

 能登半島地震に衷心よりお見舞い申し上げます。
 1月1日午後4時10過ぎ、来客中に携帯の地震速報が流れます。
体にめまいのような感触がしていると、庫裏がしばらく揺れました。

 震度4、テレビでは能登半島でマグネチュード7との情報が報じられ、ラジオでは「津波が来ます、避難してください」と繰り返し、繰り返し声が聞こえてきました。
 また自然の厳しさの、無常であることの悲しい辛い出来事が起こりました。

 ふと、時間の流れを思います。時計も12時の針が来るとはじまり、また12時に戻ります。一日も、日が昇り一日の始まりがあります。 一年も元日より年が始ります。
 春が来て季節が廻り春に戻るように思われますが、時は戻るものではなく、刻一刻と移り変わり止まることはないのです。

 いのちも、受精した時から始まり、この世に生まれ出て、成長していき、やがて、老いが始まり、死を迎えていくこととなりますが、死で終わりではなく、次のいのちへと生まれいくと仏教では示されます。

 そういえば星もそうですね。始めが無ければ終わりもないその時間を誰もが今共有していることの不思議さを、今ここにある私のいのちの存在を愛おしく感じました。


(1月16日・其の2へ続く)

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