われらは ほとけのこどもなり(其の1)

 先日、お参りに来られたご門徒さんの姿を拝見していると、ずいぶんとお父さん(先代さん)に似て来られたなと思うことがありました。

 わたしも電話越しではご院さんか、若さんか分からないと言われたことがあります。
 親子というのは、特に意識はしていなくても自然と似ていくものなのかもしれません。顔立ちや声、雰囲気など、親から子へと受け伝わっていくものがあるのでしょう。

 それは、姿や形に限ったことでもありません。例えば教えのようなものも私たちはたくさん伝え受けています。
 親の教え、我が家の家訓、家族のルール、生活の知恵などといった目は見えないものも、いのちの営みの中で受け継がれていくものでしょう。

 いのちの通ったいのちの教えは、親から子へ、子から孫へと受け継がれて、死をも超えて伝わっていきます。
 ご法事などで、顔を見たこともないような先祖さんのおつとめをさせていただくときも、この方のいのちの教えが、今を生きる私にも様々な形で受け伝わっていると、思いを寄せながらお勤めさせていただきたいものです。

 親なればこそ、子を思い、願いをかけていきたいものです。
 しかし、いくら親子、家族であっても、私たちの思いや、願いは末通らないものであるとされています。
 親なればこそ、常に子を思っていたいと思っていても、日常の生活の作業や仕事に追われる中では、四六時中というのも難しいのかも知れません。

 

(5月16日・其の2へ続く)

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