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 年頭の辞 -大谷光淳ご門主 二〇一九年 本願寺新報・大乗一月号より-

 新しい年のはじめにあたりご挨拶申し上げます。
 
 近年、日本各地では豪雨や台風など自然災害が頻繁に発生し、家屋の倒壊や流出、浸水などで多くの犠牲者が出るなど甚大な被害がもたらされています。
本願寺派でも寺院や門信徒の方々が多数、被害に遭われています。
 
 ここに、このたび犠牲となられました方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
 

 さて宗門では、二〇二三年(令和五年)三月二十九日から五月二十一日までの五期三十日間にわたり、「親鸞聖人御誕生八百五十年 立教開宗八百年慶讃法要」をおつとめすることになり、昨年十一月よりご法要修行に向けた準備が本格的に始まりました。
ぜひ、多くの皆様に本願寺へお参りいただきたく思います。
 
 この法要をおつとめすることができるということは、親鸞聖人はみ教えを説かれて以来、今日の私たちまで約八〇〇年にわたり、み教えが連綿と受け継がれてきたということを意味します。
 それは、いつの時代においても、み教えが多くの先人の方々の生きる支えとなってきたからです。
 
 いかに科学技術が発達し、私たちの生活の質が飛躍的に向上したとしても、煩悩具足の凡夫であるという人間の本質が変わらない以上これからの時代においても、浄土真宗のみ教えは私たちの生きる依りどころとなります。
 
 本年も浄土真宗のみ教えを聞き、ご縁ある方々へみ教えを伝え南無阿弥陀仏とお念仏申す日々を共に過ごしていただきましょう。

 《存仁寺かわら版/令和2年1月第1面》 

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