地獄の作り方

 報道では、海外でのマスクや生活必需品の買い占めが映されています。
日本でのそのような事例はあまり報道されませんが、実際にはどうなのでしょうか。

 「流行禍より怖いのは人」とネットで流されていました。
 「マスクはどこ?」「なんでないんだ!」と毎日のように電話がかかってきたり、怒鳴られたりするドラックストアの店員さんの悲痛な心の声です。

 「無い」という不安から、誰かにその気持ちをぶつけずにはおれない。
 「自分の手元にはある」という安心感が欲しい。

 そんな人の心が浮かび上がった一面が垣間見えた気がします。

 「もっともっと」「大量生産・大量消費」「便利さ・快適さ」

という考え方の中で、いつの間にか私たちは大切なものを見失ってしまったような気がします。
 生きる知恵や人生の智慧の大切さは物で埋めれるようなものではありません。

 相田みつをさんの詩に「分け合えば」というものがあります。

” うばい合えば足らぬ  わけ合えばあまる
  うばい合えばあらそい わけ合えばやすらぎ
  うばい合えばにくしみ わけ合えばよろこび
  うばい合えば不満   わけ合えば感謝
  うばい合えば戦争   わけ合えば平和
  うばい合えば地獄   わけ合えば極楽 ”
                       「相田みつを」

 地獄は鬼が作るのではなく、自分さえよければと人から奪う私の心が作り、私がそこに行くのだとご法話で聞かせていただいたことがあります。
流行禍が地獄を作るのではなく、地獄を作るのは私自身です。

 その姿を悲しまれて阿弥陀さまは「礼拝」という互いに敬い合う心、お互いを大切にしあう心を私たちに教えてくださっているのです。

 今こそ、ともにたすけあうという心を大切にしたいものです。

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