かわら版>令3年8月_2

 令和3年 盆行事   

 時世が流行禍に翻弄され続けようとも、時は止まる事なく季節はめぐり、今年もお盆を迎える時候となりました。
 仏具のおみがきでは初めての方、ベテランさんの有志皆さまがゴシゴシ、ピカピカに、丁寧に磨いてくださりお世話いただきました。

 また仏教婦人会会員皆さま40名がご出席くださり、墓地、境内の草取りなど、 蒸暑い中清掃作業をお世話いただきました。皆さまありがとうございました。
 


 今年初盆を迎えられたお家では、7月、8月上旬にお仏壇の隣りに提灯を掲げ火入れの法要をおつとめしました。
 14日は初盆報謝(ほうしゃ)、16日は、お盆でご安置していた提灯を本堂に掲げて灯(とう)籠送り(ろうおくり)歓喜会(かんぎえ)法要(ほうよう)をおつとめさせていただきました。
 今年も、流行禍の感染防止として密を避け、二部に分けておつとめさせていただきました。
 それぞれの在りし日の面影、ご遺徳を偲ぶとともに無常(むじょう)の中、愛(あい)別離(べつり)苦(く)(愛するかけがえのないものとも別れていくことの苦悩)の悲しみを抱えている人生であり、そこに仏法こそが届いていることを聴かせていただくご縁をしみじみと味わいました。

 死の縁(えん)無量(むりょう)といわれ、それぞれの寿命を終えるいのちは、終(しま)いに成るのでもなく、供養(くよう)してあげるいのちになっていくのでもない。

 お聖教(しょうぎょう)には「阿弥陀如来の浄土の世界は無限の光りに満ちあふれた世界であり、ご信心をいただき念仏の教えを喜び、この世の命を終えたものは本願のはたらきによって間違いなく光の浄土に往き生まれ、この上ないさとりを開き仏と成られる。

 仏と成ることは、迷い苦しみの煩悩を離れ、安らかで穏やかな境地に至る。そして、この私をすくうために私のもとに還(かえ)ってきてくださる」とあります。
 仏の光りは消えることなく、絶えることなく常に私を照らし、寄り添い、導いてくださってあります。

 どうぞ皆さま、先に浄土往生された方々の願い、おはたらきが今届いてくださることを聞き受けてまいりたいことです。

『真宗宗歌』
  作詞:真宗各派協和会(土呂基)
  作曲:島崎赤太郎

 
1 ふかきみ法(のり)に あいまつる 
身の幸(さち)なにに たとうべき
  ひたすら道を ききひらき 
まことのみ旨(むね) いただかん

2 とわの闇より すくわれし 
身の幸(さち)なにに くらぶべき
六字のみ名を となえつつ  
世の生業(なりわい)に いそしまん

3 海の内外(うちと)の へだてなく 
み仏(おや)の徳の とうとさを
わがはらからに 伝えつつ   
浄土(みくに)の旅を ともにせん
 


1 親鸞聖人の示された阿弥陀如来の本願念仏のみ教えに遇わせていただいたことの慶びしあわせは、たとえようがないほど尊いことである。この真実の道を聞法し、帰依していこうと思う

2 生まれ死ぬ、生死の迷いの世界(煩悩の闇にまどう世界)から、真実のさとりの世界に拯(すく)われていく如来の本願の教えは、ほかに比較できない尊さである。私のいのちにとどいてくださる、南無阿弥陀仏(六字)を称えさせていただき、日々生活していきます

3 本願念仏の他力の教えは、十方衆生(生きとし生けるもの)の平等で隔てのない拯いであるから、真実の親である阿弥陀仏の智慧と慈悲の徳を御同朋とともに聞き、伝え、自他共に心豊かに生きつつ、往生浄土の道を歩ませていただきます

 《存仁寺かわら版/令和3年8月第2面》 

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