緊急事態宣言が出ていることに鑑み新規上納(永代経開闢(かいびゃく)ともいいます)の方々にのみご案内をさせていただきました。
1日目は『仏説無量寿経』のおつとめ、若院が短席の法話、住職が『御文章』拝読しました。
ご法事や法要をお勤めする一つの意味には、仏縁をつないでくださった故人を偲ぶこと。ある先生は「であいなおし」と表現されました。
思い出や、懐かしい面影にであう、今どこでどうしてみえるかを訪ねていくことが、仏事を行う一つの意味ではないでしょうか。
先だったかたは、今どこで、どうして見えるか、仏のはたらきとなって、いつも私とともにあり、私を願い、導いてくださっていると聞かせていただきます。
2日目は『仏説観無量寿経』のおつとめに続いて住職法話、若院が『御文章』拝読しました。
永代経は名前のように永代に亘りお経がつとまる、そのお経に子々孫々出遇えますようにという願いの中にいとなまれる法縁です。
お経に遇うとは、説かれている「阿弥陀さまのすべてのいのちを念仏のはたらきで、拯(すく)うという願い」を聞かせていただくことなのです。
南无無阿弥陀佛は、この私が今限り無き智慧と慈悲に摂め取られ、如来とともに浄土への人生を歩む身とさせていただくのです。
悩み、不安、迷い多き中を越えていく道が開けてまいります。
今年も残すところ3カ月となりました。
仏事の中でもご法事は、今私がここに生きていることの意味(いのちが受け継がれてきたこと)、 (故人を縁として様々な方々とのであい、兄弟姉妹・親類など)、私をいつでもどこにいても願い・摂め・護り・照らし・導き・共に歩んでいてくださる阿弥陀如来さまに遇わせていただいていることのであいの場として、ご恩報謝のおつとめをいただきます。
流行禍の中ですから多くの方が集まる(密を避ける)ことを控えることもございますが、おつとめさせていただきましょう。ご確認、ご連絡ください。
<御同行・落合さんからの寄稿>
「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から云われます。7月、8月のあの暑さはなんだったのか。嘘のようです。
最近、夕焼け空に赤トンボが群れ飛ぶ風景に秋の訪れを感じる候と相成りました。

トンボは前にしか進まず「不退転」の精神を表すものとされ、武士の間では「勝ち虫」とも呼ばれ、縁起物として愛でられていたそうです。
また害虫を捕食するため、水田では益虫となり、五穀豊穣を願う「穀霊の象徴」とされてきました。
美味しい新米にひと役かっていたトンボに感謝。実りの秋、美し国を味わいたいと思います。
”余生 いま急がず 遅れず 赤トンボ”
合 掌
(※構成都合で原文を編集させていただきました)
《存仁寺かわら版/令和3年10月第2面》






