西正寺様を会所に於かれての勤修に、法中並びに講師として出講のご縁をいただきました。
廿五日講法要は、本願寺第八代の蓮如上人のご縁の法要であります。
親鸞聖人が伝えてくださった阿弥陀如来の救いである浄土真宗を、今日まで正しく伝わっていることは、まことに蓮如上人のご苦労のたまものです。
蓮如上人は浄土真宗の肝要を「御文章」のなかに「聖人一流のご勧化の趣は信心をもって本とせられ候」とお示しくださいました。
それは、ただ「南无阿弥陀佛」と称えれば救われるという認識の時代にあって、疑いながら念仏する方や、自分の願いを仏さまに叶えてもらおうと思いながら念仏されていた当時の方々を正しく親鸞聖人のみ教えに導く言葉であります。
南无阿弥陀佛は
「必ずすくう われにまかせよ 浄土に生まれさせ 仏とならしめん」
との阿弥陀如来の喚び声であります。
その喚び声を、「ありがたいことであります」と喜ぶ姿が信心であり、お念仏させていただく心もちは感謝(報謝)であると蓮如上人は伝えてくださいました。
私の称える声ではあるけれども、その声の主は阿弥陀さまであるとのことを、ご一緒に味あわせていただきました。
-鈴鹿組仏教婦人会本山念佛奉仕団-
今年は堀さん、井関(照)さん、横山(功)さん、鈴木さん、井関(里)さんが参加され、井関(照)さんが10回の表彰を受けられました。
念佛奉仕団も40回目となり、御門主様よりお礼の言葉をいただいたことでした。
先達の皆さまが毎年積み重ねてきた奉仕団です。流行禍中は休止をやむなくされましたが、参加方々との交流や親交など楽しい活動でもあります。
ぜひこれからも多くの方々がご参加くださればありがたいことです。
<御同行・落合さんからの寄稿>
昨夏は秋を短くするほど暑さが長引き、秋彼岸を告げる曼珠沙華も10月に入りようやく堤防、田畑の畔に姿を見せるという異例の気候となりました。
曼珠沙華は法華経で赤い花を意味する梵語で、ご存じ彼岸花とも呼ばれます。
地方によっては「舌まがり」「幽霊花」 などあまり良いイメージにない呼ばれかたもあるようですが、花が持つ毒性にちなんだものなのでしょうか。私たちが子供の頃は触らぬようにと、親に教えられたものです。
今となっては正しい取り扱いのもと活け花に使われたり、元来は中国から渡り広く分布した経緯もあり、球根は「石蒜(せきさん)」と呼ぶ漢方薬として使われるそうです。
毒にも薬にもなる。秋の訪れを告げ、季節を彩る不思議な花は、今年も私たちの身近で楽しませてくれました。
つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華
合 掌
(※構成都合で原文を編集させていただきました)
《存仁寺かわら版/令和6年12月第2面》





