日差しが暖かな春を迎える季節となりました。
お彼岸の時節です。
「彼岸」(ひがん)とは、阿弥陀さまの浄土、さとりの世界のことです。
私たちの生きている苦悩や迷いの世界である「此岸」(しがん)の中に、
あなたをすくう、
どうかすくわれておくれ、
安心して生きて往くことのできるよう、
との願いが、南無阿弥陀仏の名のりとなり私におはたらき続けて下さってあります。
しかし、苦悩とか、迷いと聞かされてもなかなか実感がわかず、伴わないのが此岸に生きるお互いであり、いつも他人事と受け止めている私があります。
「まあこんなもんさ」、辛い事があっても、「時が経てばなんとかなるさ」と楽観しています。
そうかと思うと、思い道理にいかないと腹が立ち、「なんでや、なんでこうなるのや」と出てくるのは愚痴の数々です。
「煩悩具足」と聞かされ、翻弄されている我が身でありますので阿弥陀さまの願いを受けとめ難いことです。
だから、様々のご縁や、行事など、また、亡き方や先祖方を通じて、私が目覚め、気づかせていただくのが聴聞です。
そういう意味では、お墓参りも大切な聴聞の場です。
「阿弥陀さまのおはたらきにであいなさい」![]()
と、家族揃ってお墓まで出向かせ、手を合わせてくださいました。
合 掌




