住職一問一答

 今回のコラムは、このホームページ宛にいただきましたメールでの質問についてお答えしたいと思います。
 日本語学校の教師で落語ファンの「かん様」より、こんなご質問をいただきました。

 
 最近、柳家小三治さんの「宗論」という落語を聞きました。
 話の中で、ある店の旦那が息子に『おまえは小さい時分には、死んだお婆さんに連れられて、あっちの『おこう』、こっちの『おざちょうもく』、ほうぼう引っぱり回されて、ありがたい『おみのり』が入っているはずだ」と語ります。
 ここに出てくる『おこう』、『おざちょうもく』、『おみのり』とは何のことでしょうか?インターネットで検索しましたがわかりませんでした。お忙しいとは思いますが教えていただけたらありがたく存じます。 


 という内容です。

 「お講」とは、「集い」のことです。
 蓮如上人の時代、数人が集まり「南無阿弥陀佛」の軸をかけ、勤行(おつとめ)をし、法話(仏法・仏教の教え・親鸞聖人の教え・浄土真宗のみ教え)を聞いたり(聴聞)、その味わいを語る (談合)を持つなどする集いを「講」といい、活発に行われていました。

 毎月、日を決めて(歴代の宗師のご命日など)集まることから、十日講、十三日講、二十五日講など今でも各地で行われています。

 また、親鸞聖人のご命日1月16日(旧暦では11月28日)には、聖人を慕う方々(同行)が集い法要を勤めるいとなみを報恩講法要といい、今でも9日~16日まで七夜八日つとまります。

 三重県津市一身田(いしんでん)に真宗高田派の本山専修寺があり、「お七夜(しちや)さん」と呼ばれるのはそこからです。

 「お座聴聞」とは お講など仏教の法会がもたれることを「お座」「法座」といい、おつとめの後は必ず法話(説法)があります。
 上記にも掲げましたが浄土真宗の法話は阿弥陀如来の本願による拯い(すくい)を聞くのです、これを「聴聞」(ちょうもん)といいます。

 政治の世界で使われる言葉にはよく仏教用語が引用されています。例えば「聴聞会」「不退転の決意」「粉骨砕身」「談合」など、仏教に由来した言い回しがそれにあたります。

 「おみのり(お法)」とは、仏さまの教えを丁寧に言ったもの、仏法・仏教の教え・親鸞聖人の教え・浄土真宗のみ教えのことです。

 ご質問に対するお答えはこのようなところとなります。

 このように、当寺HPを閲覧いただいた皆様からの仏教、浄土真宗についてや、仏事のこと、そもそもお寺って?などなど、疑問・ご質問、お便りお待ちしております。

 かん様、ご質問ならびに当寺HP閲覧まことにありがとうございました。今回はどちらにお住まいの方と存じ上げるに至りませんが、小さくともご縁であります。お近くにお越しの機会でもあれば、お気軽に当寺へお立ち寄りください。今後とも宜しくお願い申し上げます。

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