♬伊勢の椋本 住みよい処~
お盆といえば盆踊り。当寺の拠地である三重県津市芸濃町に伝わる椋本音頭の一節。世界広しといえど、たったひとつしかない郷土の歌、文化です。
暦の上では立秋、残暑お見舞い申し上げます。
この椋本音頭、何時の頃からか歌にあわせて踊りつづけてきました。昔は当寺の境内はじめ、ご近所の東日寺さん、小学校の校庭で。
平成となり、お隣の西方寺さん駐車場で勤行の後、踊りがはじまりました。
今は、保存会で継承されているだけでしょうか、地域をあげて踊る姿はみられなくなりました。
椋本音頭のメロディが流れると私はいまだに懐かしい顔を思い出します。
春市さん、要助さん、由一さん、お寺のお役をされていた方々。地域でも様々にお役を持っておられ、盆踊りの輪の中でも「あ、ソリャ、ホイホイ」と団扇片手にひょうきんな踊りで楽しませてくださっていました。
自分も楽しみ、踊る人、見ている他人までも楽しませる土徳が盆踊りにはあったのでしょう。
流行禍が始まり4年。お祭りなども少しずつ以前の賑わいも戻ってきつつありますが、逆にまだ戻るとこの出来てない、いや戻れない意識があります。
特に仏事に関しては「報謝づとめ」といってお葬式や中陰、初盆を迎えるなど、近所(組)の方々が宗派を超えてお参りし合う土徳ですが、すっかり、身内や家族だけでのかかわりとなってしまったようです。




