如来さまのはたらきは無量(其の2)

(2月1日・其の1より続)

 2年前の元日の夕刻には、大きな地震が能登地方で起こりました。被災された方々に思いを寄せることを忘れずにいたいと思います。

 また昨年も、お元気だった方との急な別れに、言葉を失ってしまうことが多くございました。
 人の世の無常の厳しさを感じずにはいられません。

 「人は世間の情にとらわれて生活しているが、結局独りで生れて独りで死に、独りで来て独りで去るのである。
 すなわち、それぞれの行いによって苦しい世界や楽しい世界に生れていく。
 すべては自分自身がそれにあたるのであって、だれも代ってくれるものはない。」

(『仏説無量寿経』 現代語訳)



 お念仏のみ教えを聞く中に、無常の厳しいこと、私の身勝手なとらわれ心にしか生きられない心の悲しみ、その姿であることであったと気づかされます。

 だからこそ、いつでも・どこでも・どんなときも如来さまはこの私から離れてはくださらないお慈悲のおはたらきであります。
 無常の世界に生きる私たちに、如来さまの無量の光、無量の壽(いのち)のおはたらきがとどいてくださっていることに、「いのちまいにちあたらしい」と仰ぎつつ、ご聴聞の中でともに聞き、ともにあじわってまいりたく思います。

 人と生まれしご縁は仏の教えに遭うこと、仏の教えを聞き受けるため、本年も聞名の日々、御称名御相続と歩ませていただきましょう。

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