だんだんと蒸し暑くなってまいりました。地方によっては梅雨入りが宣言されたようです。
梅雨、雨の日も毎日続くと、じめじめしてうっとおしく、洗濯も乾きませんし、気分も上がりません。
大正時代から親しまれる歌に「あめふり」があります。♪あめあめふれふれ 母さんが じゃのめでおむかいうれしいな・・・。
1937年の『童謡歌集』の挿絵には学生服を着た男の子と、蛇の目で迎えに来た母親が描かれ、そこには、雨の日の“うっとおしさ”とは一味違った“うれしさ”という心模様がうたわれています。
雨の中をひとりぼっちで帰ることは忍びない。しかしながら、安心する母のお迎えがある。
私を大事に迎え、共にいてくれるうれしさを読み取っていくことができます。
本願寺22代、大谷光瑞ご門主は、「我、名号となりて衆生に到り、衆生とともに浄土へ往生せん。もし衆生生まれずば、我も帰らじ」
と、阿弥陀さまの願いを味あわれました。
思えば、私たちの人生もまた、決してひとりぼっちの歩みではありません。
時にその道は、雨の降る日もあるかもしれません。強風の中、また強い日差しの中もあるかもしれません。
しかし、南無阿弥陀仏と至り、届いてくださる阿弥陀さまとご一緒の歩みであります。![]()
だからこそ、「おむかいうれしいな」といただいていける人生でありましょう。




