われらは ほとけのこどもなり(其の2)

(5月1日・其の1より続)

 また、昨今様々に親子の悲しい出来事が報道されているように、私たちは縁にふれれば、たとえ愛しい間柄であっても、互いに傷つけ合わなければならない危うさを持ち合わせています。

 その中で、親鸞さまは、阿弥陀さまの慈悲のお心のみが、末通った願いであり、生死を超えていく教えであるとご生涯の中で味あわれていかれました。
 阿弥陀さまの願いは「我が子よ」と私たち一人ひとりに向けられた願いであり、飽きることなく、諦めることなく、たえず喚び続けられています。
 その願いの中で、私たちは、仏となるいのちを育まれ、仏のさとり浄土へと導かれているのです。

 今生では人として親子の縁をいただいたものであっても、阿弥陀さまの前では、同じほとけの子のいのちであります。
 誰しもがいのちの終えていくことを、順番通りと願いますが、それもまた末通らないことが娑婆の厳しさです。

 しかしながら、同じ阿弥陀さまのはたらきの中でであわせていただきました、同じ阿弥陀さまの子でありましたと、互いのいのちを見つめていく中に、生死を越えたであいをいただくのでしょう。

 煩悩を越え、闇を越え、生死を越え、常にこの私に通う仏の願いが、人生の大いなる燈火となり、この私のいのちを支えてくださいます。

ブックマーク パーマリンク.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  •  「存仁寺便り」へ皆様の自由な投稿をお待ちしております。
    このサイトをご覧いただく皆様からの心温まる話、誰かに話したい日常で起きた出来事、仏教に対する疑問・質問 ・・・などなど。
    幅広く情報交換、コミュニケーション作りができればと考えています。投稿お待ちしております。

    ※投稿いただいた内容における個人情報については厳重に管理し、当サイト構成目的以外では使用いたしません。著作権は当サイトに移譲させていただき、ページの構成上、一部または全文を編集し掲載する場合があります。
    誹謗、中傷内容、公序良俗に反したり、当サイト協賛者除いて営利、宣伝目的を含む内容についてはご遠慮願います。掲載等いっさい致しません。