いかなるふるまいをもすべし(其の1)

 人類の歴史を見れば争いは絶えず隣にあり続けました。今日でも世界の姿を見ると、武力による衝突・支配が常に報道され続けています。

 違いをあおり、分断を助長する考えが語義を強めて発信されるのは、海外だけではありません。
 国内でも個人が様々なメディアを通じて排他的な考えを強い口調で発言し、武力、暴力による排除や、核の傘こそ平和を保つ唯一の方法だという極論まで見られます。
 核によって平和はおとずれることはありません。

 戦争は直接目に見えるような戦闘やテロのような形で始まるのではなく、直面する社会不安や貧困、差別や不満といった問題を原因とし、それを言語や文化、行動、宗教、思想が正当化する形で進行していきます。

 今日、平和を託された私たちが耳を傾けていかなければならないのは、戦争を実際に経験された方の声でしょう。
 それは直接聞くこともそうですが、手記や記録、記憶を訪ねていくということも大切なことです。

 NBCラジオ(長崎放送)で、7月12日から8月2日まで毎週土曜日、全四回に亘り、長崎市にある本願寺派大光寺・前住職の三浦達美師(91歳、当時11歳)が、壮絶な被爆体験を証言されました。

 その中で、境内が被爆者の収容所となったこと。着物が焦げ、ひどいやけどを負われ、大きなうめき声をあげられておられたこと。泣き止まない幼い被爆者もおられたこと。被爆で命を落とされた方の火葬を幼いながら手伝い、人が焼けていくところを目の当たりにされたことなど、被爆体験は昨日のことのように覚えておられると証言してくださいました。

 

(9月16日・其の2へ続く)

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